まずは週に1回の当選を目指すストラテジー~「もっともっと当てる!懸賞生活」~
はじめに
懸賞専門雑誌 懸賞なびのぴろり編集長が手掛けた「もっともっと当てる!懸賞生活(2016年10月発売)」。
私が本格的に懸賞を始めた時期が同じ2016年ということもあり、懸賞初心者だった私を鍛えてくださった懸賞本の1つです。
本書では週に1回の当選を目標としており、それを現実のものとするための様々なアドバイスが記さるされています。
2018年の1年間で私が当選した懸賞の数は924回です。
月あたりの平均で77回、週当たりの平均で17回となります。
そんなことを聞くと、週に1回ではなく、もっとたくさん当たる方法を伝授してほしいと思うかもしれないが、たくさんの当選をするようになった今でも、ぴろりさんが提唱するまずは週に1回の当選を目指す目標設定術が、理にかなっていると感じています。
それはなぜでしょうか。
なぜ週に1回の当選を目指すのか
私は常々、懸賞は当てることよりも続けることの方が難しいと感じており、懸賞へのモチベーションをいかにキープできるかを大切にしています。
毎週何かしら当選品が届くようになると、必ず懸賞が楽しくなります。
「次は何が届くだろうか」、「あの時の応募が実ったのね」など、毎日がワクワクするようになります。
本書ではこういったプラスの循環を生むためのアドバイスが、いくつも紹介されています。
懸賞はマラソンです。
それも距離の長いマラソンです。
いくら1㎞時点で一位だったとしても、最後まで走り切れないとゴールテープを切ることはできません。
景色を楽しんだり、寄り道したり、一緒に走る仲間と励ましあったりと、楽しく続けていくことが必要で、それが懸賞生活だと思います。
モチベーションはとっても重要な要素になります。
懸賞だけで生活できるか
みなさんは懸賞だけで生活することができると思いますか。
私はいつかそうなりたいと思っているのですが、まだまだ道半ばです。
1992年から1998年の間に、日本テレビ系列で放映されていた「進め!電波少年」の企画の中で、タレントのなすびさんが懸賞だけで生活するという企画をやられておりました。
なすびさんから当時の様子をお聞きしたところ、それはそれは過酷で、懸賞がトラウマになるほどだったとのことでした。
本書の筆者であるぴろりさんも、現実的には難しいだろうという立場をとられています。
「懸賞だけで生活することは難しいけれど、当選品が届けば、家計にプラスになる」という立場のもと、家計にプラスになる懸賞生活について執筆されています。
筆者もこの考え方に共感しており、家計にプラスになることはさることながら、「懸賞によって生活が豊かになる」ことを体感しております。
例えば、当選したハワイ旅行やリッツカールトンの食事券、バルミューダの家電製品やル・クルーゼのキッチンセット。
いずれも生活必需品ではなく我慢して生活することはできますが、当然、当選して家族で旅行にでかけたり、素敵な家電や調理器具に囲まれて生活すると気分があがります。
生活が豊かになります。
何より、家族が喜んでくれます。
私は結婚・出産を機に勤めていた仕事をやめ、主婦になりました。
勤めていた会社は辞めてしまいましたが、家事・育児以外で何か家族に目に見える貢献がしたい、そんな風に思い懸賞を本格的に始めました。
懸賞は家計にプラスになります。
そして、生活を豊かにします。
懸賞の素敵なところだと思います。
当たりやすい懸賞の見極めは可能か
懸賞はどれも同じと思われる方もいらっしゃると思いますが、当たりやすさという視点で見るだけでも、様々なタイプの懸賞があります。
ある程度懸賞を続けていくと、これは当たるなと直感で分かるようになってきます。
それは懸賞の達人ごとに独自のセンサーがあり、一概に言えないところがありますが、本書ではぴろりさんの視点で懸賞の見極め術が紹介されています。
誰もが応募できるオープン懸賞や対象商品の購入等の応募条件が決められているクローズド懸賞の違いなど、懸賞の基礎知識も整理されているので、懸賞ビギナーの方も安心して読むことができます。
本書が提案する週に1回程度の当選品が届く生活は、現実的でありだれもが実現できる目標です。
本書にはそのための具体的なアクションが簡潔に記載されています。
文章も読みやすく、短時間で読破できます。
ぜひ皆さんも本書を手に取り、生活を豊かにする懸賞生活をスタートしてみてください。
●著書
もっともっと当てる!懸賞生活(ぴろり著)/白夜書房
●目次
プロローグ
レッスン1 あなたは「あてる人」or「当たらない人」?
「懸賞で1か月に4~5個あてる」ための十か条
レッスン2 懸賞仲間を作るべし
レッスン3 驚愕の抽選会の裏側にせまる!
レッスン4 主催者インタビュー
レッスン5 インターネットを活用して、もっと!楽しい懸賞生活
エピローグ
ぴろりのデコハガキギャラリー
本書目次より抜粋
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